バッテリーの価格構造について伺いたいです。
バッテリーの価格を下げてバッテリーを普及させることが再エネ普及のためには重要かと思いますが、価格を下げる上で何がボトルネックになっているのかが気になっています。
固定型蓄電池には家庭用と産業用の大きく2種類があります。
2019年度の家庭用蓄電システムの工事費を含む導入費用相場は18.7万円/kWh*(参考:資料. p10,11)
▼ 工事費を含まない蓄電システム費用(計14.0万円/kWh)の内訳
– 電池部分:5.9万円/kWh(蓄電システム価格の42.1%)
– PCS:1.9万円/kWh(蓄電システム価格の13.5%)
– 筐体(きょうたい):1.2万円/kWh(蓄電システム価格の8.57%)
– 流通コスト:4.5万円/kWh(蓄電システム価格の32.1%)
– その他:0.5万円/kWh(蓄電システム価格の3.57%)
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工事費:4.7万円/kWh
2019年度の業務・産業用蓄電システムの工事費を含む導入費用相場は24.2万円/kWh(参考:資料. p25,26)
▼ 工事費を含まない蓄電システム費用(計19.5万円/kWh*)の内訳:
– 電池部分(筐体含む):10.2万円/kWh(蓄電システム価格の52.3%)
– PCS:2.7万円/kWh(蓄電システム価格の13.8%)
– 流通コスト:1.6万円/kWh(蓄電システム価格の8.20%)
– その他:4.9万円/kWh(蓄電システム価格の25.1%)
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工事費:7.7万円/kWh
*海外製蓄電システムを含む平均値。日本に限ると業務・産業用蓄電システム価格は16.5万円/kWh。
【資料】
https://www.meti.go.jp/shingikai/energy_environment/storage_system/pdf/004_04_00.pdf